紀伊山地三霊場会議の新役員のご挨拶 (平成27年8月)

総裁からのご挨拶
  紀伊山地三霊場会議 総裁写真
紀伊山地三霊場会議 総裁

熊野速玉大社宮司 上野顕

総裁以外の役員人事

副総裁 中西啓寶高野山金剛峯寺座主
代表幹事 五條良知金峯山寺管領


 

就任にあたり

紀伊山地三霊場会議 総裁

熊野速玉大社宮司 上野顕


この度、紀伊山地三霊場会議第7回総会におきまして、第2代総裁に選任されました。本会は、日本の精神世界の原郷ともいうべき熊野、高野、吉野の3大聖地が、参詣道という信仰の道によって繋がれていることの歴史的意義を深く受け止め、平成21年に設立されました。そして、日本で初めて巡礼の道として世界遺産に登録された地に相応しい「第1の門番」として、三霊場の保全と発展に寄与することを目的として活動しています。

 

 

しかし、紀伊山地三霊場会議の存在意義は、それだけには留まらないと思っています。縄文時代にまで起源が遡るといわれる神道、6世紀に伝来した仏道(教)、7世紀に開かれた修験道という3つの異質の宗教世界は、排他することなく、長い歴史を通じて影響しあい、融合しあって、世にも稀な神仏和合という日本独自の精神文化遺産を伝えてまいりました。

 

 

悠久の歴史的変遷を辿って、今私たちは改めて共に手を携え、一歩ずつ踏み出し始めたことの持つ意味は大きく、宗派の壁を越えて地球のために祈り、貢献していこうとする、極めて重要な意味をも持ち合わせていると思います。

 

 

それぞれの三霊場の素晴らしさを主張しあうだけでなく、独自の文化を理解し合い、その上で万教帰一の精神を基とした世界観を培い、交流を深め、世の平和安穏に貢献できるよう心がけることを「第2の門番」の努めとして提唱していきたいと思っています。

 

 

及ばずながら、このような気持ちで進んでまいりたいと思いますので、何卒宜しくお願い申し上げます。